カピバラの日々

うつ再発患者の日記

原因

真面目で一生懸命な人ほど

うつになりやすいと

一般的には言われている。

 

学校でも職場でも

真面目で一生懸命な人は

たくさんいた。

 

でもその人たち全員が

うつになるのかと言われれば

そうではない。

 

確かに誰しも死別など

大きな出来事によって

うつになることもあるだろう。

 

でもこの違いとは何なんだろうと

ずっと考えてきた。

 

私はある人から

「お前は愚直な人、

でもそれが良いところ」

と言われた。

 

皮肉じみた言い方ではなく

誉めてくれていたと思う。

 

確かに私は不器用で

納得できないことは

曲げない頑固さもある。

 

人に何か言うタイプでは

ないけど流されない自分がある

 

それが私らしくて良いなと

自分のことながら

思っていた。

 

でもそれは最大の弱点でもある。

 

社会に出ると

色んな人がいる。

 

誰しもが自分のことを

よく思ってはくれないし

 

仕事上の付き合いって

感じも良くある。

 

お金を貰っている以上

仕事には責任も伴う。

 

生きるために仕事をしてるので

そういうのも割りきって

上手くやれれば良いんだろう。

 

自分のことは自分が

守っていかなければ

ならない。

 

でも私は上手くはやれなかった。

 

自分では割りきって

仕事をコツコツと

今日一日を乗りきろう

 

そういう精神でやってきた。

 

私の仕事は

頭も体も気も使う

過重労働だった。

 

どの仕事もそうだろうが

一般的に厳しい現場ではあった。

 

私にはキャパオーバーだったの

かもしれない。

 

そう思いながらも

120%で向き合っていた。

 

仕事が凄く出来るタイプ

じゃなかったけど

愚直に愚直に

揉まれながらやってきた。

 

ある時気力が底をつき

うつになった。

 

原因は

仕事の仕方もある。

 

常に頭をフル回転

仕事を120%の力で

やっていた。

 

そして人付き合い

癖の強い人との仕事や

顔色を伺いながら

仕事をすること。

 

そんなの社会に出れば

当たり前だが、

 

納得できない自分は

その苦痛をズルズル

引きずりながら

やっていた。

 

自分のストレスにも気づかず

ただただ仕事を続けた。

 

良く考えればそれで

続けていくことは

厳しかった。 

 

この仕事向いてなかったのかな。 

 

仕事は一人でやるものではない。

もっと周りに甘えれば良かった。

 

自分一人で抱え込みすぎた。

無理をしていた。

 

もっと力を抜いて仕事が出来れば良かった。

 

私にとっての

うつになりやすさは

この不器用さなんだろうな。